Philosophy of beauty and flamboyant
beauty that emerge from the realm
of the deep, invisible world
beauty that emerge from the realm
of the deep, invisible world
I believe in the underlying Japanese sense
of beauty and creation. Even destroying it
sometimes.
Branding / Art creation / Comprehensive design
PR communication / Concept making
Design & innovation
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幽玄。平安時代後期には概念として確立していた、日本の美意識を表象する精神的・哲学的思想の概念。不可視の美や上品さ・優雅さを表し、実際に体験した者にしか知覚することができない美的概念。「方丈記」には「詞に現れぬ余情、姿に見えぬ景気なるべし」(幽玄は姿形で表すことができない余情)と記されている。日本は古来より幽玄をはじめとした様々な美的概念を編み出し、芸術や音楽等に落とし込んできた。これほどまでに美的概念の隆盛した国から、世界に名を轟かせるラグジュアリーブランドが出ないはずがないと思い至ったことがTERUHITO KIKUCHIの原点である。しかし一方で、幽玄や物の哀れは「慎ましき美」として確立した概念であり、日本の美意識は往々にして慎ましさや閑寂さの中で生まれるものとして語られるが、それはどこかラグジュアリーとは対極にある気がしてならない。私はそれが完全たる是とは思わない。時として慎ましさや閑寂さを除し、華美な概念を尊ぶことこれもまた是であると考える。日本には婆娑羅という概念がある。これは公家や皇族などといった身分秩序に縛られず、身分を超えた贅沢で華美な装いを是とする美意識である。日本にはこのような美意識もあったのだが、これは往々にして傍若無人で常識外れという意味で用いられ、比較的ネガティブな意味として捉えられてきた。美というのは不可視のものも可視のものもあり、慎ましきものも華美なものもある。私はどちらも美の形であり、幽玄も婆娑羅もどちらも日本の尊ぶべき美的概念であると考える。TERUHITO KIKUCHIはこれらの概念を日本の美的概念の両翼を担う概念と捉え、哲学とする。
Yugen. A concept of spiritual and philosophical thought that represents Japanese aesthetics. Japan has devised various aesthetic concepts such as Yugen, and applied them to art and music. The origin of TERUHITO KIKUCHI came from the belief that a world-famous luxury brand could not come out of a country with such a flourishing aesthetic concept. However, Japanese aesthetics are often talked about as being born from modesty and solitude, but I think it's the opposite of luxury. I think that it is also right to respect gorgeous concepts, sometimes excluding modesty and solitude. In Japan, there is a concept called Basara. This is an aesthetic sense that adore gorgeous attire. Howerer it was often used relatively negative meaning. I believe that both are forms of beauty, and that both Yugen and Basara are aesthetic concepts that should be revered in Japan. TERUHITO KIKUCHI takes these two wings of Japanese aesthetic conception as our philosophy.
Selected work 2019 - 2023
HAKURO
Story making / PR / Communication
現代のライフスタイルに合わせお香を再解釈。ミニマルでモダンなデザインを施したお香を提案するインセンスブランド。
HAKUROのコンセプトはその名を冠してブランド名となった白露。白露とは草花や木に降りた白く光る露のことであり、転じて消えやすくはかない概念を表す言葉となった。消えやすくはかない一瞬一瞬の日常の時間を楽しんでいただきたいとの思いがプロダクトの香りやデザインに表れている。上記のブランドストーリーを考案し、PRコミュニケーションを担当。
MOJAVE PRODUCT
Found / Art direction
日本の伝統産業や技術を後世に繋ぐべく、独自の感性と日本の伝統的な製陶技術の融合による作品の創造に取り組むセラミックブランド。「MOJAVEの感性と日本の伝統的な製陶技術・クラフトマンシップの融合」を哲学に掲げ、形成、焼成、長い歴史や信念などを中心にクラフトマンを選定し作品の創造を手掛ける。第1弾は福島県浪江町に根差した伝統産業「大堀相馬焼」の窯元である「陶吉郎窯」の近藤学氏、近藤賢氏との作品の創造に取り組む。大堀相馬焼は徳川三代将軍家光から参勤交代の際に全国各藩から贈られる引出物の中で“最も価値のあるもの"とされていたと文献に記されており、1978年には伝統的工芸品に指定された焼き物である。しかし東日本大震災による原発事故で大堀相馬焼の窯元が集中していた浪江町が避難指示区域となり、窯元や職人が散り散りとなった現在は全国で数名の職人しか制作していない危機的状況となっている。この現状を鑑み、MOJAVE PRODUCTと陶業の始祖から数えて200年以上の歴史を持つ「陶吉郎窯」の近藤学氏、近藤賢氏の両名との作品の創造に取り組むに至った。
Founder
菊地 耀仁
Teruhito Kikuchi
TERUHITO KIKUCHI代表。宮城県生まれ。青山学院大学法学部卒業。独立研究者としてラグジュアリービジネスや伝統産業に関する研究を行う。日本の伝統産業をラグジュアリービジネスに昇華させるべく、2023年に「TERUHITO KIKUCHI」を設立。日本の伝統産業に携わる事業者をクライアントとし、ラグジュアリーブランディング戦略のコンサルティングとブランド開発の支援を行う。ブランド開発の支援においては「食、香り、工芸、文化、伝統、空間、意匠、感性の8つのフラグメントから現代の生活様式の再解釈を行い、これまで培われてきた日本の伝統的な技術や美意識を現代の生活に合うように反照してモノづくりを行う」をコンセプトに掲げ、アートクリエイション、商品開発などブランド開発における包括的なアートディレクションを提供し、クライアントと共にブランドの立ち上げを行う。同年2023年に自社ブランドであるセラミックブランド「MOJAVE PRODUCT」を設立。 TERUHITO KIKUCHIの活動の原点は美的概念の隆盛したこの日本から世界に名を轟かせるラグジュアリーブランドが出ないことへの危機感、日本の伝統技術や地場産業が衰退していくことへの危機感にあり、1つでも多くの伝統技術や地場産業を後世に残し、日本からラグジュアリーブランドを送り出すという決意のもと設立に至る。これまでの経験や知見をもとに、実践的見地と学術的見地の双方からアプローチする戦略立案を得意とし、決して価格競争に陥ることなくその商品の持つ本質的な価値が評価されるブランドとなるような戦略を立案する。
所属学会
Professional Societies
- 日本感性工学会
- 同学会感性商品研究部会
- 商品開発・管理学会
- ファッションビジネス学会
- 同学会ラグジュアリービジネス研究部会
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CEO / Founder
Teruhito Kikuchi
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Location
135-0063 Tokyo
Kotoku Ariake 1-5-2-805 -
Contact
info@teruhitokikuchi.com
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